自分をジャッジせず、内側のメカニズムに目を向けてみましょう。

皆さんこんにちわ。

リフレッシャーコースを受講されましたＯさん、とても素晴らしく感銘を受けましたので、皆さんとシェアさせて頂きます。

まず、リフレッシャーコースとは、2010年以降に「気づきの瞑想」ブレークスルーコース［セオリー&プラクティス］（ＡＭＢ）3日間18時間
を受講された方向けの、リフレッシュメントの為のコースです。

本日受講されたＯさんは、2012年コースを受講され、その後3年間くらいに渡り、定期的に2時間のフォローアップ瞑想を続けられていました。

公私に於いて「気づきの瞑想」のテクニックを応用されておられた様ですが、ある強いネガティブな感情が今回だけは、コントロールできなく、改めて復習を兼ねてリフレッシャーコースを受講されました。

キーポイントは、「私たちの内側のメカニズム」の整理でした。

私たちは、「心・感情・脳・思考・経験・知識」などが自分だと思っています。[心で不安を感じ、頭では大丈夫でしょう頑張って・・・]と言う具合に、心がネガティブ感情を感じると、その下に何時も備えているエゴが出て来て、《そんなに悪い人間じゃない、もっとできるはずよ・・・》と囁いたりしています。

これを「心では、こう感じている自分がいる、頭ではこう囁く自分がいる」と言った様な表現をしたりしています。

Ｏさんの場合も当に、この例の通りでした。
「心で心をジャッジしている」=カルマのレベルでグルグル考えを巡らせている為、堂々巡りが続き、解決が出来ない状態です。

内側のメカニズムを知る事で、「心や思考が本当の自分では無い事に改めて気づき」、「心や頭脳の目」で「自分を観察」するのではなく、「意識の目」で「心」を観察する事により、クリアに気づかなかった自分に「気づいて」行きます。　内側のメカニズムは以下の図の通りです。

心からエゴまでは全て、カルマの存在です。

私たちは、カルマによって輪廻しています。成し遂げられなかった思いの種＝カルマを今生で実らせたくて生まれていますから、それ自体は人間的に言えば、ネガティブな言葉で表現されるわけです。

例えば、“ｘｘしたかったができなかった”、“ｘｘが憎い”“恨みを果たしたい”、
“ｘｘになりたかったがなれなかった” 等々です。

「心」を離れ「意識の目」で「心」を観察する事により、「解決への波動の共鳴現象」が起きます。ここで言う「波動」とはエネルギーの事です。全てのエネルギー（動き）には周波数が有ります。

あるネガティブな感情が「－1.4メガヘルツ（ＭＨＺ）」だとします。このネガティブな音を消す事が出来る音は「＋1.4ＭＨＺ」です。

ジャッジメント、努力、無理して頑張る、等は全てネガティブな音を出しています。その為「心」という「カルマ（―）」をジャッジしたり、努力し、無理して変えようという行いは、ネガティブにネガティブのエネルギーを注ぎ込んでいる為、一層ネガティブに共鳴し解決に向かいません。

ところが心を離れ「意識の目」でただそういう自分がいるんだな、とジャッジせず見つめる行為は（＋）のエネルギーを発生します。その結果、ネガティブな音はスーッと消えて行くのです。

この原理を用い、Ｏさんのマイナス感情も1日のコースで殆ど消えて行きました。さすが、瞑想歴も長いＯさん、瞑想の起き具合は自然で静けさに満ちていました。

もう一つ大事な事は、私たちは、ありのままで、全ての瞬間に１００％パーフェクトに全てを与えられています。

人間的な視点から、あれが足りないこれが欲しいという欲がありますが、宇宙意識から見れば、「完全な不完全性」なのです。 そこに「気づく」事が「意識の波動」を上げて行く事であり、カルマの浄化に繋がるわけです。

「完全な頑固物、完全な泣き虫、完全な不完全…」それこそが、今生で夫々が体験しなければならない自分です。

贈り物をいただいた時、箱も開けず、チラッとみただけで、「こんなもの使い物にならない」と言って、文句を言う人がいたら、あなたはどう思いますか？

私たちも、宇宙からのギフトです。　しっかり自分という箱をあけて、吟味して見つめて、知る事がせっかく頂いたギフトを尊く頂いた事へのせめてものマナーでしょう。

これらに「気づけば」次は感謝です。　ありのままの自分が今生きている事への「感謝」を宇宙に自分の内に向けて行きます。

Ｏさんの様に長年瞑想に取り組んでいても、私たちの中にある多くの感情の波に時には呑まれて迷ってしまう事も有ります。そんな時程、内側のシステムをどれくらい熟知し、メカニズムを習得しているか？が大事なキーポイントになります。

暗い部屋の中で迷っている時には、電気のスイッチを知っている人は「点ければ大丈夫」とまず手段を知っている事でパニックのレベルは数段違います。

全てのネガティブな感情は“無知”から来ます。

「知るか、知らぬか? 気づいているか？ いないか？」が大事なポイントで、
「出来るか？出来ないか？」は問題ではありません。

瞑想は素晴らしい人生のツールですが、なぜ効果があるのか、無いのか？を知る事と、安全なエネルギーの中で行う事が非常に大切な条件になります。